日本一周9日目(2/9)は『道の駅なち』から出発し和歌山県串本町に行きました。
この日の最初の目的地は橋杭岩。まずは朝食を食べに偶然見つけた橋杭岩の目の前にある『喫茶ケープタウン』へ。
推定75歳くらいのおっちゃん、というかおじいちゃん1人で切り盛りする超ローカルな喫茶店。親しみを込めて私は心の中で彼を『おっちゃん』と呼んでいる。
ここの周辺にはモーニングをやっているお店がほとんどなく、やっと見つけた朝食が食べられる貴重なお店。
朝はメニューを1つに絞っているようでこちらのモーニングセットが出てきました。
「どこから来たの?」と聞いて下さったので、愛知県からで日本一周の旅に出発したばかりと言いました。私たちは旅に出てからまだ9日目。超ヒヨッコ旅人。旅に出て日が浅いので何日目って言うのがちょっとまだ恥ずかしかった。
それはさておき、日本一周中で立ち寄る人はけっこう多いようで、「この前自転車で日本一周するって大学生くらいのお兄ちゃんが寄ってってくれたで〜」と教えてくれました。やっぱり橋杭岩は見ておきたいよね。
本当に優しくて気の良いおっちゃんで、帰る時に大きなみかん2つくれました。なんかちょっと嬉しい。ありがたい。人の優しさに触れれて良いなと思いました。
(喫茶ケープタウン店主のおっちゃんがくれたみかん)
旅先で出会った人と話が出来るのってとっても感慨深い。だって日本一周の旅に出ていなかったら絶対に出会えなかったはずの人たちだから。
本当にありがたい。そして嬉しい。
ケープタウンで朝食を終えて目の前の橋杭岩へと向かいます。橋杭岩は道の駅くしもと橋杭岩があり駐車場やトイレ、売店もあってとても綺麗に整備されており観光しやすい所が◎。
(道の駅くしもと橋杭岩)
(パオと橋杭岩)
そしてこちらが目的の橋杭岩。
この日はとっても天気が良くてかなり写真映えする。無加工でこの鮮やかさ。
インスタ映え間違いなしです♪
干潮時は下に降りて散策出来るようなので、ちょっとだけお散歩。
岩の近くは水があるので普通の靴で歩くのは無理そう。長靴とか持ってたら近くまで行けたのになぁ、、、とか思いながら靴が濡れないように気をつけて出来るだけ近くへ寄りました。
ちゃんと橋杭岩っていう看板もあって記念撮影も出来ちゃいます。
ちょっとそこら辺の岩に登ってポーズしてみたり。ちょうど太陽も映ってて良い感じ♪
こちらはトンビが映ってて、岩や空がとてもクリアに撮れたお気に入りの1枚。
青空に適度な雲と苔の緑、橋杭岩の構図もめっちゃ良き。
道の駅くしもと橋杭岩の壁にこんな看板がついていました。どうやら岩のひとつひとつに名前がついているよう。お時間のある方は名前を確認しつつ眺めるのも楽しそうですね!
この日は平日だったからか、11時ごろなのに観光客はほとんどいなくて驚き。何故だろう。こんなに絶景なのに・・・。
写真を撮りまくって橋杭岩観光に満足した私たちは次にトルコ記念館へ。
トルコ記念館は1890年和歌山県紀伊大島沖で遭難したエルトゥールル号についての博物館です。エルトゥールル号遭難事件は日本史で習うので聞いたことがある方も多いはず。
私も中学校の歴史の授業で習ったなと思いつつも具体的な内容までは覚えていませんでした。
トルコ記念館には遭難事件の犠牲者名簿や遺品、事故の経緯のわかる資料が展示されています。
(記念館の近くにあるエルトゥールル号の慰霊塔)
(トルコ記念館の近くから見える景色。 エルトゥールル号が座礁した周辺の海)
犠牲者587名、生存者69名の大惨事の遭難事件の為、展示資料を観ていると本当に胸が痛くなりました。
しかしエルトゥールル号が遭難した際に大島村(現在の串本町)の村民の人々が不眠不休で生存者の救出・介護、殉職者の遺体捜索・引き上げをしたこと、当時日本全国から義援金や物資が遭難したトルコ人たちへ送られたことを知ることができました。
また、遭難事件の時の日本の対応によってトルコに親日の人々が増えたこと、遭難事件から95年後1985年のイラン・イラク戦争の際にトルコ政府がイラン在住の215名の日本人のために救援機2機を派遣してくれたことを知りました。のちに駐日トルコ大使は救援機を出した理由について「エルトゥールル号の時の借りを返しただけです。」と語ったそう。
日本史の授業でサラッと習っただけの『エルトゥールル号遭難事件』。たまたま立ち寄った博物館でその詳細を学ぶことができました。
自国の歴史をきちんと知ること、学ぶことは本当に大切なことだと強く感じました。
この日本一周の旅で日本の歴史についても学んでいきたいなと思いました。
それでは気持ちを切り替えて次の目的地、本州最南端の地へ!
本州最南端って和歌山県なんだ・・・。
和歌山県の観光を調べているときに知りました。そういえば本州の〇〇端ってあんまり考えたことなかった。日本最南端って考えると沖縄かな?ってなんとなく思うんですが本州だけで考えたことなかったなぁ。
(ちなみに日本最南端の石碑が建っているのは沖縄県の波照間島です。Googleで調べました。)
ここに辿り着く頃にはもう日が暮れてきました。この周辺はかなり広い芝生広場になっていてボール遊びとか出来ちゃいそう。2月なので芝生の色が茶色くて、ちょっと哀愁漂ってましたが、春夏は緑色になって景色が良さそうです!「緑だったら綺麗だろうな〜。」と心の目で見て楽しみました。
コインランドリーで出会った地元のお姉さんもここの芝生広場のこと「今の時期は枯れ野原」って言ってたのが面白かったw
何かの端っこに来るのは感慨深い。
とりあえずこの旅に出てから初の〇〇端です。『東西南北、いろんな端っこを攻めていこう!』という気持ちになりました♪
次はどこの端っこに行けるかな?
今回の記事はここまでになります👏
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